2023.07.07
夏のイベントといえば、やっぱり野外フェスにキャンプ。今年は思う存分楽しめそうで、今から待ち遠しい人も多いのではないでしょうか。屋外だからといって、機能性や快適性だけを優先するのではなく、トレンドを取り入れた、おしゃれな着こなしをしたいのが本音。アウトドアブランドなどを扱うショップを訪ね、夏フェスやキャンプに活躍するコーディネートを教えていただきました。
この4月、中国・四国地方で人気のアパレルショップ「ジーンズファクトリー」が、関東に初出店! 120坪もの売り場面積に、アウトドア、アメカジ、インポートウェアなど、国内外100以上のブランドがずらりと並び、デイリーユースやお出かけまで、ワンランク上の上質なカジュアルウェアを提案してくれます。実は高校の同級生という、スタッフの小笠原さんと池さんに、お店のこと、コーディネートのことをお聞きしました。
小笠原篤志さん(写真左、身長167cm)/ジーンズファクトリー歴6年
好きなコーディネートは、ジーンズを取り入れたスタイル。関東の人にジーンズファクトリーを知ってもらいたいと新店スタッフに立候補。引っ越しを機に、フジロックや都市型フェスへの参戦を計画中。
池 果音さん(写真右、身長155cm)/ジーンズファクトリー歴7年
ボーイッシュなアイテムに、女性らしいアクセサリーを組み合わせたスタイルに夢中。大好きなクリープハイプが出演する「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」に行くのが今から楽しみ。
小笠原さん
メンズやレディース、ユニセックスなど、若い世代や定番のブランドを多数取りそろえ、さまざまなファッションを楽しんでいただけます。創業40周年プロジェクトとして、高知発のアパレルショップとあって、朝ドラで話題の植物学者・牧野富太郎博士を顕彰する高知県立牧野植物園と、アメリカの老舗ワークウェアブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサル オーバーオール)」とコラボした「MAKINOガーデナーベスト」などを制作しました。
池さん
おすすめのコーデは、夏フェスに参加するカップルをイメージしたおそろいコーデ。「THOUSAND MILE(サウザンド マイル)」のサマーバケーションセットアップは、トップス・ボトムス・メッシュトートの3点がセットになったお得な内容。ストレッチ性、速乾性に優れているので、夏フェスにぴったりです。
同じセットアップですが、レディースは大きめの襟とボリューム感ある袖がかわいらしいシャツ×ワイドパンツの他に、トップス×フレアスカート、ショートスリーブ ポロワンピースの3タイプを用意。利用シーンなどに合わせて選べるのがいいですね。
小笠原さん
ショルダーバッグは、「JULY NINE(ジュライナイン)」の別注モデル。ボディーと蛍光カラーのストラップの配色は全てジーンズファクトリーのオリジナルなので、お気に入りを見つけてください。コンパクトにたためるので荷物にならないのも便利。
足元は、「KEEN(キーン)」のオープンエアースニーカー。2本のコードと1枚のソールから作られた次世代のスニーカーと言われています。はだしでも、ソックスをはいてもOK。
小笠原さん
タウンユースで使うなら、やはりジーンズと合わせるのがおすすめ。90年代トレンドのバギーデニムのシルエットを再現した一本で、独特なバルーンシルエットがおしゃれです。
池さん
セットアップのシャツに合わせるなら、「NEEDBY heritage(ニードバイヘリテージ)」のハイライズフレアデニムは、はくだけで脚長効果が期待できるブーツカットモデル。70年代風のフレアシルエットや、切りっぱなしの裾、ダメージ加工もポイントです。タックインスタイルにしてもきれいに決まりますよ。
小笠原さん
池さん
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カラフルな看板が印象的な「Pier Lounge by ARK」は、「青空の下で楽しむファッション」がコンセプト。アウトドアをはじめ、ストリートやきれいめカジュアルなど、トレンドをミックスしたブランドが並び、ファッションを心から楽しむスタッフやお客さんが集まるお店。スタッフの井上さんと吉田さんのイチオシコーデを教えていただきます。
井上祐樹さん(身長171cm)/Pier Lounge by ARK 歴5年
先輩に誘われ始めたキャンプで、BBQや川遊びの魅力にはまる。スケボーが趣味とあって、オーバーサイズを着こなすストリートファッションが好き。おすすめのバンドは、タイのメタルコアバンド「ANNALYNN」。
吉田沙絵子さん(身長147cm)/Pier Lounge by ARK 歴3年
キャンプと音楽を愛する元バンドガール(ドラム担当)。「朝霧JAM」に参戦予定で、ZANE ARTSのテントを買おうか迷い中。メンズライクなファッションに、肌見せやタイトなトップスを合わせて女性っぽさプラスしたスタイルがお気に入り。
井上さん
ブランドが多く、幅広いスタイルのファッションを楽しめるのが魅力のショップです。「川遊びキャンプ」をテーマに、僕が愛用しているアイテムをミックスしたキャンプコーデをご紹介します。
シャツは、90年代のフィッシングシャツをベースに、シルエットやディテールを今の時代に合わせてアップデートしています。ポケットがたくさんあるので、スマホやタバコなどを入れ、手ぶらで遊べるのが便利。川で遊ぶなら、裸にそのまま羽織っても気持ちいいですよ。
パンツは、夏の定番アイテムで僕も愛用している「Patagonia」のショートパンツ。豊富なカラーバリエーションも魅力ですが、キャンプでも目立つ花柄をモチーフにしたカラフルなデザインをチョイスしました。インナーメッシュがあり、速乾性も高いので、水着として使ってもOK。リサイクルされた漁網を使っていて、環境に配慮しているのもキャンプ好きにはうれしいですね。
インナーには、U.S.コットンを使い、厚みのあるドライな肌触りのカットソーを着用。襟や袖口などにダメージ加工を加えていて、クラッシュ部分からカラフルなパンツが見えるのがおしゃれかも(笑)
足元は、今イチオシの「OOFOS(ウーフォス)」のサンダルです。立ち仕事やトレーニング後に足を休めるリカバリーシューズとして世界的に人気のブランド。人間工学に基づいてデザインされ、土踏まずをしっかりサポートしてくれます。一度はいたら他のサンダルをはけなくなっちゃいますよ。
このシャツを着回すとしたら、ワイドテーパードシルエットのジーンズはいかがでしょうか。織機1台で1日25mしか織れない、手間をかけたデニム生地をぜいたくに使った一着。シンプルなデザインで、どんなコーディネートともばっちり。
吉田さん
私のおすすめは、動きやすさと機能性を重視しながらも、女性らしいスカートスタイルのコーディネートです。
コットンのようなナチュラルな風合いながら、軽く、撥水加工のあるロングスカートです。シンプルなデザインですが、前面の大きなポケットがかわいく、長いベルトがアクセントになったシルエットがおしゃれです。
トップスは、A.P.C.のミニロゴが印象的なTシャツを合わせました。プリントではなく、刺繍になっているので、高級感のある仕上がりになっています。野外の暑い日差しから守ってくれるハットは、コンパクトに丸められ、携帯にも便利。あごひももあるので、強い風の日や激しいライブでも安心して着用することができます。
足元にはVEJAの別注モデル。カジュアルになりがちなスニーカーも、当社だけの限定カラーとデザインで、きれいな印象に。フェスでは歩くことも多いので、私はサンダルよりもスニーカー派です。
今回のスカートに合わせるなら、縦横の透かし格子が印象的なポロシャツもおすすめ。上品でありながら、どこかノスタルジーを感じるデザイン。生地に凹凸感があるので、肌離れが良く快適な着心地が夏フェスにもぴったり。
井上さん
吉田さん
デザインも、快適性も妥協しないアイテムは参考になったでしょうか。山や海など、シーンによって必要なアイテムも変わってくるので、スタッフに相談してベストなコーディネートを完成させ、最高の夏の思い出を作ってください!