1731年、刃物の町として知られるドイツ・ゾーリンゲンに創業した「ツヴィリング」。ナイフブランドとしてスタートし、今ではホーロー鍋やフライパン、調理家電など、さまざまなアイテムをそろえるキッチンブランドに成長。確かな品質はシェフや料理好きから愛されています。雨上がりの午後、店長の秋山さんにお話を聞きました。
「ツヴィリング」が15年間、愛され続けている理由は?
世界100ヶ国以上にたくさんのファンがいるキッチンブランドというのが大きいと思います。ドイツのメーカーですが、岐阜県の関市にもナイフ工場があります。刀鍛冶をルーツに持つ職人技と、ドイツの最新テクノロジーを融合させたメイド・イン・ジャパンのナイフは、日本人でも使い勝手がいいと好評です。
もう一つは、品質とアフターメンテナンスです。あるとき、料理バサミを研いでほしいと来店されたお客さまがいました。話を聞くと、購入されたのは30年以上も前で、当時日本では販売しておらず、ハネムーン先のドイツで買われたものでした。メンテナンスすることで長く使い続けられるのもツヴィリングの魅力ですね。
お店にまつわる15のトピックスを教えてください。
2023年でツヴィリングが日本上陸50周年を迎え、関市の工場で作られた記念モデルのナイフ「ZWILLING TENMEI」を発売しました。この6月には、ナイフの切れ味が最も分かるトマトを使ったギネス世界記録にチャレンジ。1個のトマトを8等分する企画で、1分間に11個のトマトをカットし、見事世界記録を達成できました。
15年前、秋山店長は何をされていましたか?
旅行会社に勤めていて、お客さまの旅行プランなどを企画するカウンター業務をしていました。会社のことになりますが、レイクタウンがオープンした2008年には、フランスの鋳物ホーロー鍋ブランド「STAUB(ストウブ)」がツヴィリンググループに仲間入りしています。
次の15年に向けて、レイクタウンにあったらいいなと思うものは?
ショッピングセンターのイメージがあるので、温泉やプラネタリウムなどができたらレジャー施設としてより魅力的な場所になると思います。
ずっと大切にしているものはありますか?
15年ほど前、京都で買ったつげの櫛(くし)で、舞妓さんがかんざしを買いに行くお店で買いました。漆が塗られているので特別なメンテナンスはしていませんが、髪通りがよく、つやつやの髪になるので気に入っています。
お客さまへメッセージをお願いします。
最近ではコーヒーメーカーやブレンダー、真空保存容器などを販売。ナイフを軸に総合キッチンウェアブランドとして、お客さまのライフスタイルをより一層豊かにするブランドとして信頼を得ていきたいです。製品数に限りはありますが、アウトレット価格での販売なので初めての方にもおすすめです。ご来店お待ちしております。
アメリカ生まれの「ハッシュパピー」は、世界で初めてスニーカーのように履き心地のよいレザー・カジュアルシューズを手がけたブランド。日本には1965年に上陸。アイビーブームをリードし、あっという間に人気ブランドの仲間入り。性別や世代を超え、今も多くの人の心をとらえて離しません。おしゃべり好きの大村店長にお話を伺いました。
「ハッシュパピー」が15年間、愛され続けている理由は?
「すき間」というのも理由の一つかと。10代や20代といった若い人のお店が多いレイクタウンにあって、50代でも気軽に服や靴を買えるお店は意外と少ないんです。あとは、父親が持っているハッシュパピーの靴や服、雑誌で紹介された記事を見て来店するファッション好きの若い子がいたり、親子3代で利用されるお客さまもいたり。
11年も仕事をしていると、お父さんと一緒に来ていた子どもがすっかり大きくなって、一人で来店したかと思ったら、彼女とデートするので服を選んでほしいって。こっちもうれしくなって、いつも以上に張り切って服を選びました(笑)
お店にまつわる15のトピックスを教えてください。
「サービス・オブ・ザ・イヤー」という日本全国の小売店と飲食業のサービスを覆面調査するのがあって、2019年に「接客の対応」「ホスピタリティ」を評価する「レジ・チェッカー」大賞を受賞しました。100点満点の受賞は、そうそう出ないと聞いています。レジ中もお客さまが退屈しないよう、普段からあれこれしゃべっているのがよかったんですかね(笑)
お客さまには、心地よい時間を過ごしてもらいたいので、笑わして、楽しませて、また来ますねと言ってもらわないと。レイクタウンには700以上のお店があるので、記憶に残るような買い物体験を提供できるよう努めています。
15年前、大村店長は何をされていましたか?
今で言う、フリーランスのクリエイターみたいなことをしてました。縫製工場で働く友人がいたので服をデザインして販売したり、知り合いのバンドに頼まれ、TシャツやCDのデザインをしたり。その後、アパレル販売の経験を買われ、知り合いの紹介でハッシュパピーで働くようになりました。
次の15年に向けて、レイクタウンにあったらいいなと思うものは?
15年後は60歳を超えているので、医療施設や休憩用のベンチがたくさんあるとうれしいかな(笑)。あとは、和食の店。そばや天ぷら、揚げもの系の和食店は今もあるんですけど、焼き魚や煮魚を食べられるお店がなくて。ご飯に味噌汁、小鉢がついた魚定食を食べられる和食店を希望します。
ずっと大切にしているものはありますか?
レコードですね。コレクター気質もあって1万枚以上持っています。CDが全盛だった90年代もよく買っていて、レコードの重みでアパートの床が抜けたことも。妻の実家に5,000枚程置かせてもらい、残りを売ったんですけど、また増えてしまって(笑)。よく針を落としたレコードは、ザ・ビートルズの『リボルバー』。
お客さまへメッセージをお願いします。
悩みがあっても、一緒に洋服や靴を選んでいるうちにハッピーな気分にさせてみせます(笑)。ご自身のもの、親へのプレゼントといった相談もOK。まずは気軽にお店に遊びに来てください!
豊富な品ぞろえのジーンズをメインに、アメカジからトレンドまで幅広く展開する「ライトオン」。自社のオリジナルブランドをはじめ、遊び心やこだわりあるブランドを取り扱っています。特にレイクタウン店は、全国400店舗近くあるライトオンの中でも抜群の品ぞろえが自慢。レイクタウン店で歴代最長となる飯津店長を訪ねました。
「ライトオン」が15年間、愛され続けている理由は?
まずは、ジーンズの品ぞろえ。「Levi’s」「EDWIN」「G-Star RAW」の3大ブランドを取り扱っているのはライトオンだけなんです。ネットだけでは分からないサイズや素材などを確かめながら、自分にあったジーンズが見つかります。
あとは、お客さまを飽きさせないお店づくりも大切にしています。他店と比べ、カラーや種類が豊富な服をどのように見せるのか腕の見せどころです。他店の約2倍、26体のマネキンを使い、お客さまの発想を超える、それでいて着てみたくなるコーディネートを提案するよう心がけています。
レイクタウン駅から一番奥にあるお店なので、待っているだけではお客さまは来ません。イベントスペースでの催事、レイク周辺で行われるフリーマーケットに出店するなど、積極的に外に発信していきたいですね。
お店にまつわる15のトピックスを教えてください。
私がレイクタウン店で最長というのも、数に入れていいですか(汗)。いろいろな仕掛けをしているのは、うちの特色だと思います。昨年、甘党男子とのスペシャルコラボをしました。「90年代のレトロブームを意識したポップで遊び心のあるスタイル」をテーマに、ライトオンが衣装をコーディネート。ライブの他に、ファンの方がおそろいの服を着て一緒に撮影するという内容で、たくさんの方に来ていただけました。
15年前、飯津店長は何をされていましたか?
正社員になった頃ですね。大学に行ったんですけどやりたいことが見つからず、退学。アパレルをしていた兄の影響もあり、好きだった服の仕事をしたくライトオンで働くように。当時は、毎日飲み歩いていましたが(笑)、店長になることを目標に夢中で働いていましたね。今は全国トップ10の売上げ店になったので、次はナンバー1を目指したいです。
次の15年に向けて、レイクタウンにあったらいいなと思うものは?
レイクタウンの一番はしっこにあるので、動く歩道がほしいです。今は連絡通路にしかないので、お客さまがスムーズに移動できるよう、ぜひ設置してください。あとは、タワーレコードさんが駐車場を使いライブをされているので、アパレルや飲食店も一緒に参加して音楽フェスをしてもいいかも。名前は「はしっこフェス」ですかね(笑)
ずっと大切にしているものはありますか?
趣味は釣りですが、長く愛用しているものがなくて……。しいて挙げれば、仲間ですかね(笑)。私が企画して、他の店長たちとよくバーベキューに行きます。あれこれ話しながら、ビールとレモンサワーを飲む時間が最高です。
お客さまへメッセージをお願いします。
他のライトオンにはない商品群や限定ブランドも多数取りそろえています。ジーンズの知識が豊富なスタッフもいますので、お客さまに満足いくお洋服を提案させていただきます。若い方向けのお店というイメージがありますが、30代、40代でも似合う服がありますので、皆さまでご来店ください。
15年の間、変わらず愛され続けてきた今回ご紹介したショップや、新しく仲間入りした新店など、新旧問わずさまざまなショップが並ぶのがレイクタウンの魅力。9月15日から15周年祭がはじまるので、ぜひ遊びに来てください!