2023.09.25
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、レイクタウンでは太陽光発電や壁面緑化、バリアフリーなど、環境や人に優しい取り組みを行っています。毎年9月には、みんなで未来について考える「イオンモールのSDGsフェス」を開催。今回は、レイクタウンの店舗を訪ね、各ショップのSDGsの取り組みをご紹介します。
イギリス発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ」は、「地球をよりみずみずしく、豊かな状態で次世代に残す」をミッションに掲げ、SDGsが採択される前から、環境や人権、動物愛護など、さまざまな取り組みをしてきました。スタッフの佐藤さんに、お店での取り組みを伺いました。
佐藤 陽帆さん/ラッシュ歴7年
アルバイトとしてラッシュで働き始め、商品や労働環境、企業理念に共感し正社員に。自分の買い物が世の中のためになればと、環境や動物に配慮したコスメを選ぶようにしている。
佐藤さん
ラッシュで特徴的なのが、ネイキッドアイテムと呼ばれるパッケージレスで、裸のまま販売するスタイル。お店の近くを通ると、甘く、フレッシュな香りがするのもそれが理由です。7、8年ほど前からスタートし、現在は66%の商品がパッケージレスになり、ゴミの削減につながっています。
他にも、「BRING IT BACK」という循環型容器返却プログラムがあり、対象容器5つとフレッシュフェイスマスクの交換か、対象容器1つにつき30円を会計時に利用できます。回収した容器は、埼玉県にあるプラスチック工場でリサイクルし、再び容器として生まれ変わります。お客さまにとってもお得で、自然とSDGsに参加できる仕組みです。
ラッシュでは、原材料にも配慮した商品づくりをしています。例えば、バスボムに使われるラメは、一般的にプラスチックが使われることが多く、ゴミとして海に流れ着き、魚が間違って食べて死んでしまうなど、海洋汚染の原因になっています。この問題を解決するため、ラッシュでは海藻や鉱物などの天然由来のラメを採用。魚が食べても安全ですし、海を汚す心配もありません。
2007年には、自然環境の保護、動物の権利擁護、人権擁護・人道支援・復興支援といった社会問題の根本解決に取り組む草の根団体の活動を応援する「チャリティポット」を設立しました。対象商品を買うと、消費税を除いた売上げの全額が寄付されます。SDGsには興味があるけれど、何から始めていいか分からないという方はいかがでしょうか?
アメリカ生まれのアイスクリーム専門店「サーティワンアイスクリーム」が日本に上陸して、2023年で50周年を迎えました。「日常のちょっとした贅沢」をテーマにしたプレミアムなアイスは、今も変わらず多くの人に愛されています。店長の江上さんから、お店での取り組みについて教えていただきました。
江上 徹さん/サーティワンアイスクリーム歴8年
レイクタウンにある3店舗などを担当。全国に約1,200店あるサーティワンアイスクリームの中で、フードコート店は全国16位の売上げ(2023年9月18日現在)を誇る人気店。好きなフレーバーはキャラメルリボンと抹茶のダブル。
江上店長
サーティワンアイスクリームとしてさまざまな取り組みをしていますが、お店ではSDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」を掲げ、プラスチックの削減に取り組んでいます。2019年対比でプラスチックカトラリーを47t、14%削減することを目標にしています。
具体的には、お持ち帰りのお客さまにプラスチックスプーンが必要か、お聞きしています。最近では、「家にあるスプーンを使うから大丈夫ですよ」と言ってくださるお客さまも増えてきました。他にも、スプーンの軽量化や植物由来(バイオマス)プラスチックを30%使ったストローを導入するなど、少しでもプラスチックが削減できるようにしています。
持ち帰り商品についても、プラスチック容器から紙の容器に変更したり、バラエティボックスに使っていた6個入るプラ製の平ケースから個別の紙容器に変更したり。お客さまからは、「冷凍庫で保管しやすくなった」「お皿に移さず、そのまま食べられ便利」と高評価です。
飲食店ということもあり、フードロスも意識しています。アイスの作り間違いはもちろん、トッピングのホイップクリームを作りすぎないよう量を調整。また、残り少なくなったアイスボックスをカットして、新しいボックスに積み重ね、最後まで使い切るようにしています。